スクリーンで圧倒的な存在感を放つキャスト陣の舞台裏にも、数々の興味深いエピソードが隠されている。主人公マルコム役を演じたシャメイグ・ムーアは、オーディションテープを自ら制作して送付し、その圧倒的なフレッシュさと演技力で一躍主演の座を射止めた。
さらに、麻薬ディーラーのドミニク役として出演した人気ラッパーのエイサップ・ロッキーの存在も見逃せない。これが本格的な映画出演デビュー作となった彼は、撮影現場で驚くべき自然体の演技を披露。監督をはじめとする制作陣を唸らせたという。彼らがスクリーン上で見せるリアルな空気感と熱量こそが、作品のリアリティを支える大きな要因となった。