新潟県新潟市で生まれ育った高橋留美子先生は、幼少期から兄の影響で漫画に親しみ、高校時代には本格的な同人活動を開始していました。上京後は日本女子大学文学部史学科へ進学。学問に励む傍ら、彼女の運命を決定づける場所へと足を踏み入れます。
それが、希代の劇画原作者・小池一夫氏が主宰していた「劇画村塾」でした。塾生仲間には、後に『ドラゴンクエスト』シリーズを手掛ける堀井雄二氏や『桃太郎電鉄』のさくまあきら氏らが名を連ねており、まさに才能の梁山泊とも呼べる環境でした。小池氏から「キャラクターを立てる極意」を徹底的に叩き込まれたことが、後にラムちゃんをはじめとする唯一無二のキャラクター造形へと結実します。
さらに学生時代には、漫画家のアシスタント経歴(目白花子氏のアシスタントなど)を通じてプロの現場のスピードと技術を肌で吸収。1978年、在学中に投稿した『勝手なやつら』が第2回小学館新人コミック大賞で佳作を受賞し、大学2年生にして華々しいプロデビューを飾りました。