敦賀気比が「どこからでも点が取れる」と恐れられる最大の理由は、下位打線の層の厚さにある。7番、8番に入る打者であっても、他校であれば中軸を任せられるレベルの打撃センスを誇る。下位でチャンスを作り、上位に回して大量点へ繋げる展開は、相手チームにとって悪夢以外の何物でもない。
守備面においても、内野陣の連携は洗練されている。雪国特有の厳しい冬場に鍛え上げられた足腰と粘り強い精神力は、土壇場でのファインプレーを生み出す源泉だ。「1点を守り切り、1点をもぎ取る」という気比の伝統スタイルは、今季のメンバーにも脈々と受け継がれている。