納期短縮を支えている最大の要因は、静岡県にあるスズキ湖西工場をはじめとする製造拠点のフル稼働だ。ロボットアームの増強や検品プロセスのデジタル化を進めたことで、時間あたりのラインオフ台数は過去最高レベルに達している。
だが、国内向けの出荷台数を手放しで増やせない事情も存在する。中東、南米、アジア諸国からの圧倒的な需要だ。ジムニーは日本国内のみならず、悪路走破性と耐久性を買われて世界中で引っ張りだこの存在である。スズキ本社としては国内のバックオーダー消化を優先したい考えだが、グローバルな輸出割り当てとの兼ね合いが常にボトルネックとして立ちはだかる。