かつてウエストブルーに実在した島「ゴッドバレー」。その名の通り神聖な響きを持つこの土地は、38年前のある日を境に跡形もなく世界地図から消失した。世界政府の徹底した情報統制により、一般市民はもちろん、海軍の一般兵士すらその存在を知ることはない。
なぜ政府は島ごと抹消する必要があったのか。それは、この場所で「世界の王」を目指したロックス・D・ジーベックの野望が打ち砕かれたと同時に、世界政府自身が犯した人道に反する悪行が露呈するのを防ぐためだった。歴史の記録すら塗り替えるこの徹底した隠蔽工作こそが、ゴッドバレーを作中屈指のミステリーへと昇華させている。