再生可能エネルギーの主役へと躍進した洋上風力発電。その足元を支える浮体構造物にも、驚くべきイノベーションが起きている。
日本沖合の深海エリアに設置された巨大な浮体式風力発電プラットフォームは、単に風車を支えるだけではない。浮体の表面全体に波力発電装置とペロブスカイト太陽電池が敷き詰められ、「風・波・光」の3方向から同時に電力を生み出すトリプル発電構造を採用している。
発電された電力の一部は、その場で海水を電気分解して「グリーン水素」を製造するために使われる。海に浮かぶ小さな発電所兼水素プラントが、日本のエネルギー自給率向上に向けた確かな一歩を踏み出している。