単に食事を提供するだけの場から、「そこでしか味わえない体験」を提供する場への脱皮。これが、低回転でも高利益を叩き出す店舗の共通点だ。客席の回転数を追うのをやめ、1回あたりの来店で提供する価値の密度を高める戦略が実を結んでいる。
目の前で仕上げるライブキッチン演出や、時間帯ごとにライティングと音響をガラリと変える空間設計など、滞在時間そのものをエンターテインメント化する工夫が目立つ。顧客は「食べるため」だけでなく「時間を楽しむため」にお金を払うようになり、結果として客単価は以前の1.5倍から2倍近くに跳ね上がる。