言葉に魂を吹き込み、唯一無二の存在感を与えたのが、実力派声優の小野大輔だ。主役の完璧なる執事セバスタン・ミカエリスを演じるにあたり、彼は声のトーンや吐息の配分、間の取り方に至るまで試行錯誤を重ねてきたという。スタジオでの収録中、マイクに向かって放たれる一言の緊張感は、共演者をも唸らせるほどだ。
インタビューで語られた独占エピソードによれば、セバスタン・ミカエリスの感情をあえて殺しつつも、内側に秘めた悪魔的艶やかさを表現するため、何度もテイクを重ねた瞬間があったという。声優業界の第一線を走り続ける彼だからこそ到達できた、至高の演技と言えるだろう。