東大教授の親を持つと、さぞかし教育虐待に近い猛勉強を強いられたのではないかと思われがちだ。しかし、小宮自身が過去に語ったところによると、父親から「勉強しなさい」と頭ごなしに怒られた記憶はほとんどないという。むしろ、放任主義に近い形で個人の自主性を重んじる教育方針だったようだ。
「自分で考えて行動しろ」という無言のメッセージ。それは、学問の道を極めた父親だからこそ、強制された努力が無意味であることを知っていたからかもしれない。小宮が成城学園という名門校に通いながらも、どこか自由奔放で、レールから外れることを恐れない性格に育ったのは、この父親の懐の深さが影響している。