かつては「自己管理不足」の一言で片付けられがちだった虫歯の放置ですが、現代では「歯科恐怖症(デンタルフォビア)」という心理的な疾患として理解が進んでいます。特にコロナ禍以降、数年間にわたりマスクで口元を隠し生活することが当たり前となった結果、口腔環境の悪化に気づきながらも放置してしまう人が増大しました。
「人前で口を開けること自体が苦痛」「他人に口の中を見られるのが耐えられない」といった精神的なストレスは、私たちが想像する以上に深刻です。その結果、軽度の虫歯が進行し、気づいた時には自力でのケアが不可能な状態にまで陥ってしまうのです。