首都ソウルの賑わいと海辺の都市釜山では、食のトレンドが独自の進化を遂げている。ソウルの象徴的な繁華街である明洞は、伝統的なストリートフードの宝庫として再評価が進む。熟練の職人が焼き上げる香ばしいホットクや、濃厚なスープが体に染み渡るサムゲタン、特製タレを絡めたタッカルビなど、本場の韓国料理が訪れる者の胃袋を刺激して止まない。
一方、港町である釜山に足を伸ばせば、新鮮な海鮮をふんだんに使ったチゲや海鮮焼き、ローカル感溢れるデジクッパの銘店がひしめき合っている。路地裏に佇むレトロな食堂から、近代的なデザイナーズカフェまで、食体験の幅広さは他の追随を許さない。渡航のたびに新しい味覚の発見があることこそ、リピーターを惹きつけて離さない最大の要因と言える。