学校教育の現場で求められる「学び」の質が、ここ数年で根底から変わった。文部科学省が掲げる新しい学習指導要領のもと、中等教育・理科自由研究の現場でも「結果の正しさ」以上に「問いを立て、検証し、考察するプロセス」が重視されている。単に知識を並べた図鑑の写しは、評価対象から外れると考えた方がいい。
高評価を得る作品に共通するのは、自分自身の疑問を出発点にしている点だ。「なぜ?」「本当にそうなのか?」という仮説検証のサイクルが明確に記録されているレポートこそ、高い思考力と判断力を示す証拠となる。実験が失敗したとしても問題ない。失敗から得られた新たな問いや考察こそが、現代の評価軸において突出した加点要素となるのだ。