筑波大学の最大の特徴は、一般的な「学部・学科」ではなく、より柔軟かつ学際的な学びを可能にする「学群・学類制」を採用している点にあります。オープンキャンパスでは各学群の専門性とスケール感が色濃く反映されたプログラムが展開されます。
医学群(医学類・看護学類・医療科学類)では、隣接する筑波大学附属病院の先進医療設備やシミュレーションセンターを活用したプログラムが最大の目玉です。現役の医師・教員陣による模擬講義や、在学生による学生生活相談コーナーでは、地域医療から最先端トランスレーショナルリサーチまで幅広いキャリアパスが提示されます。医療現場特有の緊張感と高い志を持つ学生たちの熱量に直接触れられる貴重な機会となっています。
IT社会の最前線を走る情報学群(情報科学類・情報メディア創成学類・知識情報・図書館学類)は、理系受験生から屈指の人気を集めます。AI、データサイエンス、ヒューマンコンピュータインタラクション、デジタルアーカイブなど、世界水準の研究室公開やデモ展示が実施されます。教授陣や大学院生が開発したリアルタイムシステムを間近で体感できるほか、就職実績や起業支援環境に関する具体的なデータが公開される点も人気の理由です。
さらに、国立大学としては極めて稀少な専門学群である体育専門学群および芸術専門学群の見学も見逃せません。体育専門学群ではオリンピアンやトップアスリートを多数輩出する広大なスポーツ施設やトレーニングセンターの公開、バイオメカニクス等のスポーツ科学研究の紹介が行われます。芸術専門学群では、洋画・日本画・彫塑からデザイン、構成、芸術支援まで、本格的なアトリエや工房が開放され、教員による作品講評や実技指導の雰囲気を肌で体感できます。
もちろん、人文・文化学群、社会・国際学群、理工学群、生命環境学群、人間学群においても、フィールドワーク報告や最先端の実験設備公開、少人数ディスカッションなど、筑波大学ならではの知的好奇心を刺激する模擬授業が多数用意されています。