検索エンジンに大学名を入力すると、付随して表示される不穏なキーワード。これらが受験生や保護者の不安を煽る主因となっていますが、実態を掘り下げるとインターネット特有の誇張と認知の歪みが浮き彫りになります。
大手予備校(河合塾・駿台・東進など)が公表している入試難易度指標を参照すると、中央学院大学の偏差値はおおむね35.0から40.0前後、一部の方式や日程ではボーダーフリーに近い数値を示すケースも見られます。この偏差値帯のみを切り取ったネットユーザーが、短絡的に「Fラン(定員割れにより合否判定が困難な大学、あるいは下位校全般を指すネット俗語)」と十把一絡げにレッテル貼りを行っている構図が存在します。
しかし、文部科学省の学校基本調査や各大学の財務健全性データ、入学者推移を確認する限り、中央学院大学が破綻危機に瀕しているわけではありません。1900年に仏教学者の高楠順次郎らが創設した日本橋簡易商業夜学校を源流とし、1966年の大学設置以来、半世紀以上にわたって地域社会と産業界に人材を送り出してきた歴史があります。学生一人ひとりに寄り添う指導体制を掲げ、入学時の学力にとどまらない「入学後の伸ばし教育」に注力している点が、ネット上の無責任な中傷とは決定的に異なる現実です。