今回、当時のスタジオ制作に深く関わっていた元番組スタッフが、いま初めて明かす舞台裏の真実がある。国民的爆笑キャラクターである「変なおじさん」や「ひとみばあさん」は、単なる思いつきから生まれたものではなかった。
「志村さんはリハーサル前の楽屋で、人間観察のメモを凝視しながら一人で何十通りもの動きを試していた」と元スタッフは振り返る。あの「変なおじさん」が登場する際のお馴染みの踊りと掛け声は、スタジオの緊張感をほぐすための現場のアドリブから派生し、スタッフ全員が腹を抱えて笑った瞬間に正式採用が決まったという。完璧な計算と偶然の産物が織りなす極上のコント空間。そこには妥協を一切許さないプロフェッショナリズムが充満していた。