真田幸村の血脈を語る上で欠かせないのが、幸村の兄・真田信之を祖とする「松代真田家」の存在だ。信之は徳川方に就くことで真田の家名を存続させ、信州松代藩十万石の藩主として明治維新まで家名を繋いだ。
長野市松代町にある真田宝物館には、信之・幸村兄弟にまつわる数多くの国宝級武具や書状が保管されている。かつて敵味方に分かれて戦った真田兄弟だが、裏では密かに連絡を取り合っていた痕跡も遺されている。仙台真田家と松代真田家は、現在でも各種の記念行事や歴史シンポジウムを通じて交流を深めており、分裂した血脈が400年の時を超えて再び結びつきを強めている。