人生の大きな転機は20代半ばで訪れた。プロ野球・巨人の主力投手としてマウンドに立っていた倉田誠氏との出会いである。1971年にふたりは挙式。姿美千子は一切の執着を捨てて未練なくマイクと衣装を置いた。
華やかな芸能界から一転、アスリートの妻として夫を支え、家庭を守る日々に専念する。その後、夫の倉田氏はヤクルトスワローズへの移籍や引退後のフロント職など野球人生を歩み続けた。2026年12月、長年寄り添った夫が75歳で他界。静寂の中で最愛の伴侶を見送った彼女の悲しみは察するに余りあるが、夫婦で育んだ思い出と絆は今も彼女の支えとなっている。