1985年に初代JW1型が登場した際、自動車業界に与えたインパクトは絶大だった。エンジンルームを極限まで小さく押し込み、乗員スペースを最大化するホンダの「M・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)」を極限まで体現したスラントノーズとロングホイールベースのフォルム。それは、それまでの「安価な生活の足」という軽自動車のイメージを根本から覆す洗練されたデザインだった。
さらに1993年に登場した2代目JA4型では、モータースポーツファンを歓喜させたMTモデルや、後のビート(BEAT)にも通じる3気筒MTRECエンジンの官能的な吹き上がりで一世を風靡した。発売から約40年が経過した2026年、電子制御でガチガチに固められた最新EVやSUVに退屈したドライバーたちが、重ステ(ノンパワーアシスト)とダイレクトな操作感を持つトゥデイのドライブフィーリングへ吸い寄せられるように買い求めている。