第5回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得し、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』などで日本中を虜にしたデビュー初期の長澤まさみは、まさに王道を行く清純派の象徴でした。爽やかで健康的な少女のイメージは、今なお多くの人々の記憶に刻まれています。
しかし、20代半ばから30代へと進む過程で、彼女は固定観念を軽やかに打ち破り、深みのある大人の女性へと鮮やかな脱皮を遂げました。長澤まさみの色気が特別視される最大の理由は、単なる視覚的な華やかさにとどまらず、経験に裏打ちされた知性と自立した女性の芯の強さが全身から滲み出ている点にあります。
映画監督や共演者からも「現場に立つだけで空気を一変させる華と艶がある」と評されるように、肩の力が抜けた自然体の笑顔と、ふとした瞬間に見せる憂いを帯びた眼差しのギャップこそが、見る者を惹きつけてやまない引力となっています。