この独自の医療体制を強力に牽引するのが、医療法人社団豊義会の理事長であり院長を務める渡辺公雄医師だ。過酷な現場の最前線に立ち続ける渡辺氏に、今後の展望を聞いた。
「病院のベッドの上だけで医療が完結する時代は終わりました。大事なのは、人がどこでどう生きたいか。地域医療の役割は、病気を治すこと以上に『人生を支えること』なんです」と渡辺氏は力強く語る。デジタル技術を活用した遠隔モニタリングと、人のぬくもりを融合させた新しい在宅ケアのモデルを構築し、地域全体のセーフティネットをさらに強化していく構想を明かした。