一方、観光ビジネスの現場では新たな潮流が生まれている。従来の高級ロッジや外資系サファリツアーによる「見世物化」への反発から、自らの手で運営するコミュニティ主導型観光(エコツアー2.0)への転換が進み始めた。
外部の事業者に収益の大半を吸い上げられる構造を打破するため、自らガイド法人を立ち上げ、直接旅行者を受け入れる動きだ。彼らが提供するのは、単なるライオンの観察ツアーではない。サバンナの痕跡を読むトラッキング技術、植物を用いた伝統医療、そして野生動物との共生に関する深い知恵だ。体験価値の質の高さが評価され、世界中の旅行者から熱狂的な支持を集めている。