病院に搬送された高山に下された診断は「頸髄損傷および変形性脊椎症」。首から下の感覚を失い、自力で呼吸することさえ困難な状態だった。医師からは回復の可能性は極めて低いと告げられたという。
かつてPRIDEのリングでドン・フライと伝説の殴り合いを演じ、新日本、全日本、NOAHの主要三冠王座を制覇した男が、指一本動かせない体になった。その絶望は想像を絶する。しかし、高山は諦めなかった。人工呼吸器を外し、わずかに動く肩や首のリハビリを開始した。彼の目は死んでいなかった。ベッドの上から発せられる彼の言葉は、今もなお多くの人々に勇気を与え続けている。