事態の急展開に直面し、沈黙を守らなかったのがカルチャーの原点とプラットフォーマーだった。東方Projectの生みの親である上海アリス幻樂団のZUN氏は直ちに法律の専門家への相談を開始し、クリエイターが安心して創作を続けられるよう迅速に声明を発表。ファンコミュニティの動揺を抑え込む確固たる姿勢を示した。
同時に、凄まじいスピード感で動いたのが株式会社ドワンゴである。ニコニコ動画を運営し「ゆっくり」文化の揺籃を担ってきた同社は、商標権者に対する権利放棄の交渉、および特許庁に対する商標無効審判請求などの法的手続きを全面代行すると表明。動画投稿者が個別に法的脅威に晒されるのを防ぐため、仮に損害賠償を請求された場合はドワンゴが肩代わりする体制まで整えた。企業の法務リソースをコミュニティ防衛のために惜しみなく投入したこの電撃的対応は、ネットユーザーから絶大な称賛を集めることになる。