東映が生み出した不朽の名作『百獣戦隊ガオレンジャー』が社会現象を巻き起こした2001年、金子昇は一般女性との結婚を発表した。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった若手俳優の電撃的な家庭生活のスタートは、ファンに驚きを与えつつも、飾らない実直な人柄を象徴する出来事として受け止められた。
その後、子宝に恵まれ、父親としての責任を背負いながら俳優道を邁進。長女をはじめとする子供たちの成長は、特撮ヒーローとして命を燃やした男の人生に、より深みのある陰影をもたらした。現場では常にプロフェッショナルとしての緊張感を漂わせる彼が、ふとした瞬間に漏らす家族への眼差しには、どんな名脚本にも描けない本物の温もりが宿っている。