服役中にもかかわらず、羽賀研二はさらなる凶行に及びます。未公開株詐欺の被害者から起こされた民事訴訟において、大阪地裁は彼に対し約3億9000万円の損害賠償支払いを命じる判決を下しました。この賠償金の回収から逃れるために企てられたのが「偽装離婚による資産隠し」です。
彼が取った手口は極めて計画的でした。民事判決の直前、長年連れ添った妻との離婚届を提出。財産分与という名目を使い、自身が所有していた沖縄県内の複数の不動産(商業ビルや賃貸物件など)の名義を元妻へと移転させたのです。
外形上は無一文を装い、被害者への賠償を回避しようとしたこの行為は、司法を欺く悪質な隠蔽工作と認定されました。2019年に強制執行妨害などの容疑で再び逮捕・起訴され、裁判所は懲役1年2か月の実刑判決を言い渡しました。