アイドル卒業直後、バラエティ番組で体重をいじられる演出が多かった2010年代半ば、視聴者の反応は「昔は痩せていて可愛かったのに残念」という否定的なトーンが一定数を占めていました。
しかし、その空気を一変させたのが日本初のぽっちゃり女子向けファッション誌『la farfa(ラファーファ)』での専属モデル起用です。体型を隠すのではなく、明るく華やかなコーディネートを着こなす野呂佳代の姿は、同じ悩みを抱える同世代の女性層から熱烈な支持を集めました。「体型にとらわれずにおしゃれを楽しんでいい」というメッセージは、日本におけるボディ・ポジティビティの先駆けとして機能しました。
SNSやコミュニティの反響を分析すると、近年では「痩せていた昔も可愛いけれど、笑顔が弾けていて肌も綺麗な現在の姿の方が圧倒的に魅力的」「自然体で品があり、見ていて元気がもらえる」という肯定的な意見が9割近くを占めるようになっています。外見の細さだけを価値基準としない、人間的魅力への評価シフトが起きています。