1956年2月23日生まれの野口五郎。節目の年齢を迎えた今もなお、3オクターブを超える音域としなやかなフィジカルを維持し続けている。同年代のアーティストがキーを下げて歌唱することも珍しくないなか、原曲キーのまま堂々と名曲を歌い上げる姿はまさに驚異的だ。
その若々しさの根底にあるのは、徹底した日々のルーティンと独自の健康美学にある。無理な食事制限や極端なトレーニングに頼るのではなく、毎日の発声練習と長時間のギタートレーニングを半世紀以上にわたり欠かさない。指先の繊細なタッチを保つための鍛錬が脳を刺激し、音楽への絶え間ない情熱が内面からの若さを生み出している。関係者によれば、常に音響技術や音波の仕組みを科学的に研究する知的好奇心こそが、彼の若々しい佇まいを支える一番の原動力だという。