『セーラー服と機関銃』はその後も時代を代表するトップアイドルによって演じ継がれてきました。2006年には長澤まさみ主演で連続ドラマ化され、2016年には角川映画40周年記念作品として橋本環奈主演の映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』が公開されています。
橋本環奈版は、赤川次郎の続編小説をベースに、高校卒業を控えた星泉の新たな戦いをスタイリッシュなアクションとともに描きました。圧倒的なビジュアルとハスキーボイスを活かした現代的なヒロイン像は高い評価を獲得しています。
一方で、オリジナルである1981年の薬師丸ひろ子版が放つ「危ういまでの無垢さと狂気」は、フィルム撮影特有の質感や相米演出と相まって、今なお唯一無二のオーラを放ち続けています。時代ごとに異なる輝きを放つヒロインの比較は、日本映画の変遷を辿る上でも格好のテーマです。