ヤリサーは「ヤリたいサークル」を短縮したネットスラングで、性行為を目的とした出会いを求める学生サークルを指すことが多い。具体的には、合コンや飲み会、イベントなどを通じて、メンバー同士または外部の参加者との関係を持とうとする集まりを指す。用語自体は2000年代後半から2010年代にかけて、大学情報サイトや匿名掲示板を中心に広まったと考えられている。
必ずしも悪質な集団だけを指すわけではなく、メンバー間で合意の上で自由な関係を楽しむケースもあれば、明らかに相手を騙したり、一方的な意図で近づくケースまで、その実態はさまざまだ。言葉の持つイメージは極めて性的であり、一般的なサークル活動とは明確に区別して使われる。
「サークル」という言葉が持つ意味の転換
本来、大学のサークルは趣味や関心を共有する学生が集まる自主的な団体だ。テニスサークル、軽音楽サークル、ボランティアサークルなど、目的は多種多様である。その一方で、ヤリサーはサークル活動という建前を利用しながら、実際の目的がメンバー間の性的関係にあるという点で、伝統的なサークルの概念から大きく逸脱している。この二面性が、言葉の持つ危うさを際立たせている。