教育現場における校外学習の形態は時代とともに多様化している。公益財団法人日本修学旅行協会が発表した最新の調査データや動向からも、探究学習や事前学習を盛り込んだ自主編成プログラムの増加が見て取れる。そうした中で、生徒自らが作成する手作りの案内冊子が果たす役割は、かつてないほど高まっているのだ。
教育・学習支援業の専門家は、「端末で閲覧するデジタルスケジュール表が普及する一方で、生徒同士が紙のしおりに余白を作り、お互いにイラストやメッセージを描き合う行為には強い教育効果と記念的価値がある」と分析する。自分の手で描いたモチーフがページを飾ることで、旅行への期待感と主体性が何倍にも膨らむ。