では、どうすれば脳のスイッチを強制的に切ることができるのか。ここで大きなヒントとなるのが、タスク管理の世界的権威であるデビッド・アレン氏が提唱したGTD(Getting Things Done)理論だ。
アレン氏の理論の中核は、「頭の中にあるすべての気がかりを、脳の外へと吐き出す」ことにある。週末を迎える金曜日の夕方、頭の中にある未処理の懸念事項や思いつきを、すべてノートやデジタルツールに書き出す。脳に「この情報は安全な場所に記録された」と認識させることで、初めて脳はワーキングメモリを解放し、休日のリラックス状態へと移行できるのだ。真のワークライフバランスとは、単に働く時間を減らすことではなく、休んでいる時間に脳を仕事から完全に切り離す技術にかかっている。