番組のオープニングとエンディングを語る上で欠かせないのが、奄美大島出身の唄者・朝崎郁恵(あさざき いくえ)が歌うテーマ曲『あがろうざ節』や『ありがとさます(ヨイスラ節)』の存在です。
オープニングの幕開けとともに流れる、深く大地に響き渡るような朝崎郁恵のシマ唄は、一瞬にして視聴者を日常から「風土の記憶」へと引き込みます。波の満ち引きや風のざわめきと同化するかのようなその声は、喜怒哀楽を超越した祈りそのものとして画面に奥行きを与えています。
番組内の劇伴音楽も妥協がありません。土地ごとの伝統的な民謡や雅楽の響き、アコースティック楽器の温かな旋律が見事に調和し、映像と音が一体となって押し寄せるカタルシスを生み出しています。