小学校教員の働き方を語るうえで避けて通れないのが、公立学校と私立学校、そして正規採用と臨時的任用(常勤講師・非常勤講師)による年収格差だ。
私立小学校の場合、運営母体となる学校法人の経営基盤や学費設定によって給与水準が大きく異なる。有名私立や伝統校では、公立の地方公務員を遥かに凌ぐ高年収が提示されるケースがある一方、小規模な学校では公立と同等かそれ以下の水準にとどまることもある。賞与の支給倍率や福利厚生の手厚さにも大きな幅があるのが特徴だ。
さらに切実なのが臨時的任用教員の存在だ。正規教員と同じ担任業務や校務分掌をこなしながらも、単年度契約であるため雇用が不安定で、昇給の幅も限られる。採用形態による給与構造の分断は、教育現場の隠れた課題として残り続けている。