2人の関係性を単なる男女の恋愛と区別づけているのが、カルチャーの創出に向けたビジネスパートナーとしての強い絆です。小泉今日子が代表取締役を務める「株式会社明後日」では、演劇のプロデュースだけでなく、若手映像作家や表現者を支援するプロジェクトを次々と立ち上げてきました。
その最大の結実となったのが、2026年に公開された長編映画『ソワレ』(外山文治監督、村上虹郎・芋生悠W主演)です。この作品において、小泉今日子と豊原功補は共同プロデューサーとして企画段階から資金集め、ロケ地交渉、キャスティングに至るまで深く関与しました。商業主義に偏りがちな近年の日本映画界において、作家性を最優先したインディペンデント体制を貫いた姿勢は、業界内外から高い評価を獲得しました。
映画制作には多額の私財を投じたとも伝えられ、一時は資金繰りの厳しさが取り沙汰されたものの、作品は国内外の映画祭で反響を呼びました。単なる共演者や恋人の枠を超え、ゼロからコンテンツを生み出しリスクを共に背負う「制作の同志」としての信頼関係が、2人の基盤をより強固なものにしています。