なぜ、これほどまでに現場の労働者たちを引きつけるのか。その理由は、特に建設業や工場などの現場で日常的に直面する労働安全衛生の課題と密接に結びついている。指差し呼称を行っているにもかかわらず、実際には安全装置が解除されていたり、手抜き作業が見過ごされていたりするブラックユーモアだ。
悲惨な事故につながりかねないヒヤリハット事例を、自虐的な笑いに変換することで、作業員同士のコミュニケーションのハードルが下がる。「これ、うちの現場でもあったな」と苦笑しながら防災意識を高めるツールとして、ポスターや注意喚起の張り紙に採用されるケースが相次いでいる。