下関市立しものせき水族館が、全国に数ある水族館の中でも圧倒的な個性を放っている最大の理由は、他館の追随を許さない「3つの専門展示」にあります。
1. 圧倒的スケールを誇る「ペンギン村」
日本最大級、そして世界でも屈指の規模を誇るのが「海響館 ペンギン村」です。施設は「亜南極エリア」と「温帯エリア」に分かれており、亜南極エリアでは深さ6メートル、水量約700トンの巨大水槽をキングペンギンやジェンツーペンギンがまるで空を飛ぶように高速遊泳する姿を、水中トンネルから360度見上げることができます。また、屋外の温帯エリアではフンボルトペンギンの生息地であるチリ・アルガロボ島の自然環境が生態系ごと再現されており、野生に近い巣作りや子育ての様子を観察できます。
2. 100種以上が泳ぐ「フグ展示 世界一」のコレクション
「ふく(フグ)の街」として名高い下関ならではのキラーコンテンツが、常時100種類以上を数えるフグ目魚類の常設展示です。世界中の淡水・海水に生息するトラフグ、ハコフグ、ハリセンボン、珍しいマンボウの仲間までが一堂に会し、その種数は世界一のギネス級規模を誇ります。ユーモラスな表情や独特の泳ぎ方は、子どもから大人まで惹きつける海響館最大の独自価値です。
3. 完全体で現存する「シロナガスクジラ骨格標本」
エントランス付近で来館者を圧倒するのが、全長約26メートルにも及ぶ「海響館 シロナガスクジラ骨格標本」です。1880年代に捕獲され、ノルウェー近海から下関へと寄贈されたこの骨格標本は、日本国内に唯一現存する実物のシロナガスクジラ全身骨格であり、世界的にも学術的価値が極めて高い至宝です。真下から見上げるその威容は、生命の神秘と海のスケールを強烈に実感させてくれます。