公園の中核に位置する「ひばの里」に一歩足を踏み入れると、タイムスリップしたかのような錯覚を覚える。ここには、かつての中国地方の農村風景がそのままの形で再現されており、茅葺き屋根の民家や水車小屋、段々畑が静かに佇んでいる。単なる展示物ではない。実際に囲炉裏には薪がくべられ、芳しい煙の香りが漂う生きた空間だ。
ここでは、昔ながらのそば打ち体験や木工クラフト、さらには地域に伝わる伝統的な和菓子づくりなどを直に体験できる。便利さに慣れきった現代人にとって、自分の手で素材に触れ、時間をかけてモノを作り出す時間は贅沢そのもの。2026年の今、この「本物の手仕事」に触れるプログラムは若い世代やファミリー層から絶大な支持を得ている。