兵庫県内を東から西へ横断するアクセスにおいて、利用客が最も悩むのが「在来線(新快速)を使うか、新幹線に乗り込むか」という点だ。運行を担う西日本旅客鉄道(JR西日本)の主要路線であるJR神戸線と山陽新幹線は、それぞれ異なる強みを持つ。
まず圧倒的な安さを誇る最安ルートが、JR神戸線の「新快速」だ。西明石駅から姫路駅までの所要時間は約24分。運賃は片道590円と極めて合理的である。昼間時間帯でも1時間に4本程度が運行されており、時刻表を気にせずホームに向かえる手軽さが最大の魅力だ。
一方で、圧倒的なスピード感を求めるなら山陽新幹線一択となる。西明石駅から姫路駅までの所要時間はわずか約10〜12分。乗車券590円に自由席特急券(870円)を加えた合計1,460円で利用できる。所要時間を半分以下に短縮できるため、1分1秒を争うビジネスパーソンや、移動の疲労を最小限に抑えたい旅行者にとって、プラス約870円の価値は決して高くない。