「傷だらけのローラ」に象徴される、ソウルフルで叫ぶような絶唱スタイル。西城秀樹が日本のエンターテインメント史に残した足跡はあまりに大きい。木本慎之介は、父が遺した音源や映像を何度も見返し、その情熱の源泉を探り続けてきたという。
しかし、彼は父親の完全な模倣を目指しているわけではない。父がかつて見せた圧倒的なエネルギッシュさをリスペクトしつつも、自分のボーカルやドラムプレイに現代的なサウンドを融合させる。偉大な先人の意志を受け継ぐということは、同じ道をなぞることではなく、新しい時代の音楽を生み出すことなのだ。