X JAPANの原点を語る上で避けて通れないのが、リーダーのYOSHIKIが自ら立ち上げたインディーズレーベル「エクスタシーレコード」の存在だ。メジャー資本の手が届かない自由な環境下で、彼らは異彩を放つバンドを次々と世に送り出した。「無敵」を掲げたライブイベントは伝説となり、後に「ヴィジュアル系」と呼ばれる一大ムーブメントの潮流を作り出す原動力となった。
その後、彼らはソニー・ミュージックエンタテインメント(当時CBS・ソニー)と契約を結び、メジャーの舞台へと躍り出る。それまでマニアックな地下カルチャーとみなされがちだったヘヴィメタルやハードロックの要素を、圧倒的にキャッチーなメロディと融合させることで、お茶の間のテレビ画面へと一気に侵入してみせた。このインディーズからメジャーへの大飛躍こそが、巨大な波乱の幕開けだった。