4人の子供を育て上げた五十嵐淳子ですが、その子育ての道のりは決して順風満帆なものばかりではありませんでした。特に2009年、俳優として活動していた長男・中村俊太が薬物事案で逮捕された際、一家は最大の試練に直面しました。
当時、中村雅俊は緊急記者会見を開き、涙を流しながら「親としての甘さがあった。芸能界を引退させ、社会人として一からやり直させる」と断腸の思いを発表しました。このとき、家庭内で家族を力強く支え、息子の社会復帰に向けて誰よりも厳しく、かつ深い慈愛で見守ったのが五十嵐淳子でした。
現在、長男の中村俊太は芸能界を完全に引退し、ゴルフスクールのインストラクターや一般企業のスタッフとして真面目に第二の人生を歩んでおり、家族との関係も良好に修復されています。過剰にかばい立てすることなく、社会的な責任を全うさせた両親の厳しい愛情が、息子の真の自立を促したと言えます。
一方、三女である中村里砂との関係は、現代における理想的な母娘関係のモデルケースとなっています。ファッションモデルとして独自のドーリーな世界観を確立した里砂に対して、淳子さんは「二世タレント」としての特権やレールを敷くことはせず、娘の美学と自立心を全面的に尊重してきました。
中村里砂自身もインタビューで「母は干渉しすぎることはなく、困ったときにそっと背中を押してくれる最も信頼できるアドバイザー」と語っており、大人の女性同士としての確固たる信頼関係が築かれています。