上野公園の一角にそびえる「国立国会図書館 国際子ども図書館」は、本を愛するすべての人が一度は訪れるべき聖地と言える。1906年に建てられた帝国図書館の歴史的建造物を再生・拡張した美しい建築自体が、訪れる者を物語の世界へと誘う。
ここは単なる図書館にとどまらず、国内外の貴重な児童書や絵本、関連研究資料が集積された世界有数のアーカイヴである。安藤忠雄氏らの設計による新旧が融合した空間で、幼少期に親しんだ思い出の一冊を再発見したり、海外の色彩豊かな絵本の世界に没頭したりする時間は、大人にとっても忘れがたい至福のひとときとなる。