最上階の6階に足を踏み入れると、空間の空気感が一変する。現代ガラス美術の第一人者であるアメリカの巨匠デイル・チフーリ工房が手掛けた「ガラス・アート・ガーデン」が姿を現すからだ。彼の作品がこれほどのスケールで常設展示されている場所は、アジア圏でも極めて珍しい。
天井から吊り下げられたシャンデリアや、舟の上に無数のガラス玉が溢れるインスタレーション。鮮やかな赤、黄、青の色彩がブラックアウトされた室内で眩しく発光する。職人たちの息遣いと炎の熱量がそのまま凍結したかのような造形美は、見る者の言葉を失わせるほどの圧倒的な存在感を放っている。