『15の夜』の歌詞は、完全なフィクションではなく尾崎豊の中学校時代(練馬区立東原中学校)に起きた実際の事件が元ネタとなっています。中学3年生の秋から冬にかけて、尾崎と仲間たちは深夜の街へと飛び出し、学校や家庭から姿を消すという集団家出を行いました。
歌詞に登場する「闇のなか ぽつんと光る自動販売機」「タバコをふかし たむろする仲間」といった情景は、すべて彼らが身を寄せていた深夜の街や神社の境内、ビルの屋上などで実際に見ていた景色そのものです。モデルとなったのは、当時のクラスメイトや地元の親しい不良仲間たち。優等生的な立ち位置とドロップアウトの境界線で揺れ動いていた尾崎は、仲間たちと冷たい夜風に当たりながら、朝が来ることへの恐怖と社会へのやり場のない怒りを共有していました。