事件が起きたのは2019年3月12日夜のことでした。関東信越厚生局麻薬取締部(通称・マトリ)が世田谷区内の自宅マンションなどに家宅捜索に入り、ピエール瀧に任意同行を求めて尿検査を実施。その結果、コカインの陽性反応が検出されたため、麻薬取締法違反(使用)の疑いで緊急逮捕されました。
取り調べに対し、本人は素直に使用事実を認め、「20代の頃からストレス解消や気分の切り替えのために使っていた」と供述。長年にわたる使用歴が明らかになり、警察やメディア、ファンに大きな衝撃を与えました。
当時のピエール瀧の経歴を振り返ると、テクノバンド「電気グルーヴ」のメンバーとしての顔だけでなく、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』や『とと姉ちゃん』、映画『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』などで名バイプレイヤーとして不動の地位を築いていました。親しみやすい人柄と確かな演技力で国民的人気を得ていただけに、その裏に潜んでいた薬物問題とのギャップは世間を大きく揺さぶりました。