一般の個人投資家が物件情報を探す際、SUUMOやLIFULL HOME'Sといった大手ポータルサイトを閲覧するのが一般的だ。掲載されている募集賃料や想定利回りは非常に魅力的かつ客観的な指標に見えるが、ここには市場の裏側が潜んでいる。
ポータルサイト上の数字はあくまで「売り手が設定した希望価格や満室想定値」であり、実際の成約賃料や過去のトラブル履歴までは反映されないことが多い。一方、三井不動産リアルティをはじめとする大手仲介会社が扱う水面下の取引データを見ると、実際の売買現場では数十万〜数百万円規模の価格調整や条件交渉が行われているケースがざらにある。表面上の掲載情報だけで収益性を過信するのは極めて危険と言わざるを得ない。