アパートやマンションなどの賃貸住宅にお住まいの場合、網戸の補修には原状回復義務に関する法的・契約的な注意が必要です。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に基づき、正しい判断基準を整理します。
網戸のネットは直射日光(紫外線)や風雨に晒される消耗品であり、通常使用による自然損耗や経年劣化(5年以上の入居による自然な破れ)については、原則として貸主(大家・管理会社)の負担で修繕が行われます。したがって、経年劣化によって網が脆くなり破れた場合、入居者が勝手にDIYで補修する前に、まずは管理会社へ連絡して修繕依頼を出すのが鉄則です。
一方で、以下のケースでは借主(入居者)の過失とみなされ、修繕費用を請求される可能性が高くなります。
- ペット(猫・犬など)が爪で引っかいて破いた場合
- 家具の搬入や子供のいたずら等で物理的に突き破った場合
- 無断で不適切な補修テープをベタベタと貼り、サッシ枠に粘着剤の糊残りを生じさせた場合
網戸補修 賃貸 原状回復において最も避けるべきは、退去直前に粗悪な粘着テープで目立つ補修をして隠蔽を図ることです。サッシの枠やゴムを痛めると、網の張り替え費用だけでなくサッシ清掃費や枠の交換費用まで上乗せされるリスクがあります。自己過失で破いてしまった場合は、事前に管理会社へ相談するか、退去前に規格通りの網で綺麗にDIY張り替えを行うのが賢明です。