サブカルチャーの枠にとどまっていた表現がマスメディアや一般社会へ大きく躍進する契機となったのが、麻雀のプロリーグ化である。サイバーエージェントの藤田晋氏が主導して発足したMリーグは、従来のイメージを一変させ、知的スポーツとしての洗練されたエンターテインメントへと昇華させた。
この動きはデジタルメディア産業における動画配信コンテンツの急成長と強力に連動した。試合の中継や解説の中で実況者が自然に使用する用語が、幅広い視聴者層へ日常語として広がっていく。マニアックな専門用語がメディアを介して開かれた共通言語へと変貌を遂げた好例といえるだろう。