大阪府が段階的に進めてきた私立高校の完全無償化。2026年度、ついに全学年での実施が定着した。これにより、かつては経済的な理由で私立を諦めていた層が雪崩を打って私学へと流れている。しかし、これは単純な「全員ハッピー」の構図ではない。無償化されたのはあくまで「授業料」であり、施設費や修学旅行代、部活動費などは自己負担だ。パンフレットの数字だけでは見えない実質的なコストについて、ブースで熱心に質問する保護者の姿が目立った。
「授業料がタダだから」という理由だけで選ぶと、入学後に思わぬ出費に頭を抱えることになる。会場の熱気とは裏腹に、冷静なマネープランを立てる親たちの真剣な表情が印象的だった。