丸亀製麺の親会社である株式会社トリドールホールディングスを率いる創業社長、粟田貴也氏の手腕には常に株式市場の注目が集まっている。徹底した「現場主義」と「手づくり・出来たて」へのこだわりは、他社が合理化を進める中で丸亀製麺を世界的な外食ブランドへと引き上げた原動力だ。
財務諸表や各種指標を用いた企業分析を行うと、同社の強みは高い粗利益率とグローバル展開での成長力にあることがわかる。国内での客足のブレを海外店舗の急成長や他業態のシナジーで吸収しつつ、国内丸亀製麺のブランド価値を高維持する高次元な舵取りが続いている。粟田氏が掲げる「感動体験の提供」が、価格改定後の冷ややかな消費者の懐に届くかどうかが試されている。